こんにちは。婚活アドバイザーのサヤカです。

夜、ふと考えてしまう。あの子はこのまま、ずっと一人で生きていくのだろうか、と。アプリにも登録させた。相談所のパンフレットも取り寄せた。それなのに、いい知らせはいっこうに届かない。焦りと不安が、胸の奥で静かに溜まっていく——。——そんなお悩みの声は、後を絶ちません。

今日お伝えしたいのは、具体的な「攻略法」ではありません。むしろ、その攻略法そのものを、いちど疑ってみませんか、というお誘いです。

「条件で探す」という、見えない罠

お子さんの結婚を願うとき、私たちはつい、こんなふうに考えます。「もう少し年収が上がれば」「もう少し見た目を整えれば」「もっとたくさんの人と会えば、確率が上がるはず」。

たしかに、出会いの数は大切です。けれど、ここに落とし穴があります。

いまの婚活市場——とりわけマッチングアプリは、人を「条件の一覧表」に変換することで成り立っています。年齢、年収、学歴、身長、写真。すべてが数値とタグに置き換えられ、画面の上で横並びに比較され、指先ひとつでより分けられていく。便利です。効率的です。でも、その手軽さの裏で、ある奇妙なことが起きています。

そこで向き合っているのは、生きた人間ではなく、「プロフィール」なのです。

ガタリが、半世紀前に見抜いていたこと

フランスの思想家フェリックス・ガタリは、いまから半世紀近くも前に、驚くべき指摘をしていました。一見すると自由に見えるパートナー選びが、じつは人々を特定の社会経済的なカテゴリーへと振り分けるシステムによ ……