こんにちは、婚活アドバイザーのサヤカです。

最近、親御さまのあいだで、こんなお悩みがとても増えています。

「息子はもう三十を過ぎているのに、女性に対してまったく積極的になれないんです」 「お見合い写真も、なんだか自信なさげで……」 「結婚相談所に入会してもらったのに、申し込みもほとんどしないんです」

息子さんが「草食系」「内向的」「自信がない」。そして親御さまは焦り、つい「もっとシャキッとしなさい」「男なんだから引っ張っていくものでしょう」と発破をかけてしまう。

でも、励ませば励ますほど、息子さんはますます縮こまっていく。

──このとき、息子さんの中で何が起きているのか。今日は少し意外な角度から、お話ししてみたいと思います。

「自信のなさ」は「治すべき不調」ではなく、「生き残るための戦略」だった

私たちはつい、男性の自信のなさを「直すべき不調」「治療すべき症状」だと考えがちです。「本当はもっと立派な子なのに、間違った思い込みで自分を低く見ている。これは矯正すべきものだ」と。

ところが、近年の研究では、まるで別の見方が広がっています。それは、

「自分を低く見積もる」という心の働きそのものが、人類が長い歴史の中で身につけてきた”対処の仕組み”なのではないか

という見方です。

これは「気の持ちよう」とか「マインドの問題」という話ではありません。私たちの祖先が群れの中で生き延びるために、ちゃんと”使い道”があってインストールされた心のプログラム、というお話なのです。

群れの中で生き残る方法は、二つある

ヒトという生き物は、集団のなかで序列を作って暮らしてきました。学校でも会社でも、サークルでも親族でも、必ず誰かが上に立ち、誰かが下になる。 このとき、上に立つ方法はわかりやすいですよね。能力を見せる、 ……