こんにちは。「親の婚活相談所」のサヤカです。
親御さんのお悩みで、いちばん多いのがこの言葉です。
「うちの子、悪い子じゃないんです。むしろ、よくできた子なんです。それなのに、どうして結婚できないんでしょう……」
そうなんです。婚活がうまくいかないお子さんは、決して「ダメな子」ではありません。むしろ真面目で、慎重で、賢い。お仕事もきちんとこなし、人を見る目もある。お金の管理だってしっかりしている。だからこそ、なかなか結婚に踏み出せない——そんなケースが、現場では本当に多いのです。
今日はこの「賢いのに結婚できない」という不思議を、ある女優さんの言葉から解きほぐしていきたいと思います。
樹木希林さんの、あの一言
俳優の樹木希林さんが、独身の知人たちにこんな言葉を投げかけていたのは、よく知られています。
「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。物事の分別がついたらできないんだから」
最初にこの言葉に出会ったとき、私は思わずドキッとしました。なぜなら、いま婚活の現場で起きていることを、ぐさりと言い当てているからです。
樹木さんは、年齢を重ねたお知り合いにも、似た趣旨のことを語っています。最近は一度も結婚しない人が増えたけれど、それは年齢と経験を積んで「分別がつきすぎた」からではないか、と。賢くなりすぎたから結婚できない——なんとも逆説的ですが、私はこれこそ婚活の核心を突いた言葉だと思っています。
「分別」とは、つまり損得勘定のこと
ここでいう「分別」とは、賢さや常識のことです。もっとはっきり言えば、損得勘定。 他人と暮らせば、自分の自由な時間は減ります。生活費の不安もある。価値観が合わなければ衝突しますし、最悪の場合は離婚という ……