こんにちは。婚活アドバイザーのサヤカです。
このコラムは、お子さんの結婚を願いながらも、なかなか前に進まない状況にやきもきされている親御さんに向けて書いています。
「いい人はいないの?」と聞くと、露骨に話をそらす。 「そろそろ考えたら」と言うと、不機嫌になって席を立つ。
そんな様子を見て、「あの子はやる気がない」「結婚する気がそもそもないのでは」と感じていらっしゃる方は、とても多いです。
でも、長年この仕事をしていて、私が確信していることがあります。
それは、結婚の話題を避けるお子さんの多くは、結婚したくないのではなく、結婚という言葉を出された瞬間に湧き上がる「不安」から自分を守っている、ということです。
つまり、反抗ではありません。防衛です。
人は、本当はほしいけれど手が届かないと感じているものについて、わざと興味のないふりをすることがあります。傷つかずに済むからです。お子さんが見せる「無関心」は、その鎧かもしれません。
今日は、その鎧の内側にある四つの不安についてお話しします。これを知っていただくだけで、親子の会話の角度が、ふっと変わるはずです。
一つめ「経済的不安」――支える自信が持てない
最初の壁は、お金にまつわる不安です。
今の三十代、四十代は、親世代が当たり前に持っていた「働けば収入は右肩上がり」という感覚を、ほとんど共有していません。昇給は緩やかで、社会保険料は上がり、将来の見通しは立てづらい。そんな中で「家庭を持つ」と言われても、二人ぶん、ましてや子どものぶんまで背負える自信が持てない、というお子さんは本当に多いのです。
ここで親御さんがやりがちなのが、「贅沢を言わなければ何とかなる」「私たちの頃はもっと少ない給料で結婚した」という励ましです。気持ちはわかりますが、これは逆効果になりがちです。お子さんからすると「時代が違うのに、わかってもらえない」と心を閉ざす一言になってしまうのです。
おすすめしたいのは、不安を否定せず、ただ受け止める姿勢です。「大変な時代だものね」と一度認めてあげるだけで、お子さんは「この人には話しても大丈夫かもしれない」と感じます。安心して初めて、人は前を向けるのです。
二つめ「自由喪失」――今の暮らしを手放したくない
二つめは、自由を失うことへの不安です。 独身でいる時間が長くなるほど、生活は「自分仕様」に最適化されていきます。休日の過ごし方、お金の使い道、誰にも干渉されない静かな夜。これらを「結婚したら全部なくな ……